


パーソナルトレーニングというと、「ライザップ(RIZAP)」や「トゥエンティーフォーセブンワークアウト(24/7Workout)」「シェイプス(Shapes)」など、全国に多数の店舗を展開している大手のパーソナルトレーニングジムが有名です。
しかし、最近では大手ジムに所属しない個人のパーソナルトレーナーも増えてきました。大手の場合は、プログラムやメニューがしっかりと体系化されているという安心感がありますが、個人のトレーナーの方が目的や自分の体に合わせてより細かくプログラムを調整してもらえるというメリットがあります。
ただし、トレーナーの育成制度が整備されている大手ジムに対して、個人のトレーナーの場合はトレーナーによって知識量や経験に大きな差があるため、どのトレーナーを選ぶかの見極めはしっかりと行う必要があるでしょう。
そこで今回はパーソナルトレーナーを選ぶ時に注目してほしい6つのポイントを紹介します。
パーソナルトレーナーの選び方|注目すべき6つのポイント
ここでは、パーソナルトレーナーを選ぶ時に注目してほしい6つのポイントを紹介します。
- 丁寧なカウンセリングをしてくれる
- トレーナー自身も体形の維持に努めている
- 資格を保有している
- トレーナー歴が長い
- アスリートやモデルの指導経験がある
- 自分と相性が合う
1つずつ詳しく見ていきましょう。
ポイント1.丁寧なカウンセリングをしてくれる

パーソナルトレーニングを受ける目的や目標(=ゴール)は人によって様々です。また、例えゴールが同じ場合でも、体格や骨格、運動経験(=スタート地点)にも個人差があるため、目的を達成するまでの道すじは千差万別です。
だからこそ、自分にとって最適なトレーニングプランを組むためにも、目的や目標、自分の体について丁寧にカウンセリングしてくれるかどうかはトレーナーを選ぶ時の重要なポイントになります。
例えば、こちらが「痩せたい」という漠然とした目標を伝えたとしても、そこから「具体的に何kgくらい減量したいのか」「芸能人で言えば誰の体形に憧れるのか」などの質問を重ねて、目標をより具体化してくれるようなトレーナーはおすすめです。
逆に、カウンセリングもそこそこにトレーニングを始めたり、トレーナーの価値観や“ メソッド”を一方的に押し付けてきたりするようなトレーナーは避けた方がいいかもしれません。
ポイント2.トレーナー自身も体形の維持に努めている

トレーナーの体形にも注目してみましょう。日頃から自身の体形維持にも努めていることが伝わってくるような引き締まった体形をしていれば、トレーナーの言葉や提案に納得感が増します。
一方で、だらしない体形をしているようなトレーナーの場合は、「本当に正しいトレーニング方法なの?」と疑心暗鬼になってしまい、トレーニングに集中できないかもしれません。「この人の言葉ならば信じられる!」というトレーナーを選ぶようにしてください。
また、さらに言うならば、自分の理想により近い体形をしたトレーナーを選ぶとモチベーションも維持しやすいでしょう。
男女問わず、ボディビルダーのような筋骨隆々のトレーナーもいれば、しなやかなボディラインをしたトレーナーもいますが、「こうなりたい!」と思えるトレーナーと一緒にトレーニングをした方がやる気はアップします。
ポイント3.資格を保有している

前提として、現時点では医師免許や教員免許のようにパーソナルトレーナーになるために絶対に取得しなければいけない資格があるわけではありません。資格は持っていないものの実力のあるトレーナーはたくさんいます。
とはいえ、トレーナーがどんな資格を持っているかということは、そのトレーナーの得意分野や指導内容を知る上での1つの判断材料になるでしょう。
- NESTA-PFT
利用者のニーズやゴールに対して最適なプログラムを提供できるトレーナーを育成することを目的として作られた国際的な資格。
- NSCA-CPT
個人の健康と体力に合わせて、評価、動機付け、教育など、トレーニングに関して幅広く指導を行える優れた専門能力を認定する資格。トレーニングの知識だけでなく医学的、運動生理学的な専門知識も求められる。
- JATI-ATI
クライアントの目的に応じて、科学的根拠に基づいた適切な運動プログラムを作成・指導するために必要な知識を習得した証として授与される資格。一般人だけでなく、スポーツ選手を対象としてトレーニングを指導する専門家の基礎資格と位置づけられている。
- NESTA-フィットネスニュートリションスペシャリスト
ダイエット、健康、スポーツなどあらゆる目的を持ったクライアントの食生活をサポートするための知識を有している証。目標を達成するためには「いつ」「何を」摂取することが望ましいのかといった、食事面への適切なアドバイスをするための知識も求められる。
- JOPH ダイエットアドバイザー
日本肥満予防健康協会が認定している資格で、医療機関の健康指導から考えられた正しいダイエット知識を身につけている証。日本肥満予防健康協会認定のダイエットスクールを開講することも可能。
ダイエットが目的の方は栄養管理に関する資格を持っているトレーナーがおすすめですし、これまで「モチベーションを維持できずにダイエットに挫折してきた」という方はメンタルケアに関する資格を持っているトレーナーを選ぶと安心です。
ポイント4.トレーナー歴が長い

経験豊富なトレーナーの指導は効果を実感しやすい可能性が高いでしょう。なぜなら、トレーナー業を長く続けられてきたということは、実績を出してきた証拠だとも言えるからです。
多くの人の体を見てきた経験があるからこそ、ケーススタディに当てはめて、最適なトレーニングプランを提案してもらえることでしょう。
ポイント5.アスリートやモデルの指導経験がある

アスリートやモデルは自らの体を仕事道具にしているため、彼らを指導するとなると、高いレベルの要求に応えられるだけの実力を持っている必要があります。
したがって、アスリートやモデルを指導したことがあるトレーナーであれば、プロフェッショナルな知識や抜群の指導力を持っていることが期待できます。
ポイント6.自分と相性が合う

ここまで説明してきたように資格や経験の有無など色々な判断材料がありますが、マンツーマンという性質上、パーソナルトレーニングにおいてはトレーナーと利用者の相性がとても重要になります。
学生時代に「好きな先生が担当する教科の成績は良かったけれど、苦手な先生が担当する教科の成績は伸びなかった」という経験をしたことはありませんか?これと同様に、トレーナーとの相性は、モチベーションやトレーニングの成果に影響を与える可能性が高いでしょう。
トレーニングの効果を最大限得るためには、トレーナーと利用者の両者が、1つのゴールに向かって二人三脚で走れるような信頼関係を築かなければなりません。
自分と相性の良いトレーナーと出会うために、まずは複数のトレーナーの体験メニューを受けてみましょう。
まとめ
今回は、信頼できるパーソナルトレーナーの選び方について紹介しました。
パーソナルトレーナーを選ぶのポイント |
目的や目標、自分の体について丁寧にカウンセリングしてくれるトレーナーは信頼できる |
自分の理想により近い体形をしたトレーナーを選ぶとモチベーションを維持しやすい |
トレーナーが保有している資格をチェックすることで、トレーナーの得意分野や指導内容を知れる |
トレーナー歴の長さは、実績を出してきた証拠 |
アスリートやモデルの指導経験があれば、プロフェッショナルな知識や抜群の指導力を持っていることが期待できる |
パーソナルトレーニングで成果を出すためにはトレーナーと利用者の相性が大事 |
自分に合ったトレーナーを選ぶためにまず行ってほしいのが体験メニューの利用です。複数のトレーナーの体験メニューを受けて、「このトレーナーとなら頑張れそう」というトレーナーを見つけましょう。







